排水パイプの詰まりが起こる理由とは
水道管の修理方法・費用相場を解説
排水管つまりが起こったときの対処法と予防策【DIY修理】
排水管の詰まりは家庭で起きやすい水トラブルです。手の届くところであれば、インターネットやホームセンターで購入した道具で比較的容易に修理が可能です。歳月とともに老朽化するので適切にメンテナンスする必要があります。
DRAINAGE PROBLEMS排水管の詰まり・劣化
まずは、基本的な排水設備やその構造について説明したいと思います。
排水管は、キッチンのシンク・洗面台・トイレ・浴室の排水口などから、排水桝・公共桝を通じて公共の下水道へとつながっていきます。排水管に使われる材質としては、塩化ビニール管や排水用ライニング鋼管、石綿二層管などがあります。
排水の仕組みとつまりの要因
生活排水を流すということは、単に排水管を使って水が流れるということではなく、さまざまな物質を同時に流し込むことでもあります。
キッチンや台所の洗い流しでは、油汚れや食べ残しなどネットでは拾いきれないものを流してしまいますよね。
また、お風呂では毎日髪の毛を洗ったりシャワーを浴びたりして、人間の体毛が排水口へと流れ出ています。
そして極めつけに、トイレは毎日人間の汚物を水で強引に下水道へと流し込んでいます。
これはある意味では非常に無理のある強引さがあり、長い間使用された排水管には徐々に汚れが堆積していきます。その結果、錆びたり劣化したりしてつまりが発生し、流れが悪くなるのです。
修理方法
排水管の修理は、キッチンのシンク下や洗面台の下のトラック管など、手の届くところは修理が比較的容易に可能です。しかし、排水管は住宅の床下など地下に張り巡らされていることも多く、場合によっては大がかりなリフォームや工事が必要になることもあります。
簡単なつまりの解消なら薬剤を投入したり、高圧洗浄機で洗い流したりする方法があります。
修理費用相場
トイレの詰まりを解消する場合にかかる料金の相場は、大体8,000~1万円を基本料金とするところが多いです。
高圧洗浄機のような特殊な機械を使用する場合には、もう少し高額になって1万5,000円以上掛かることもあります。
また、トイレや浴室などの排水口に異物を落としてしまったという場合にも、8,000円前後で対応してもらえるでしょう。排水管の修理は、目に見えるところなら比較的容易に修理することができます。
しかし、床を開けたり地下に潜り込んだりしなければならない場合には、別途工事が必要になるでしょう。
その場合は、調査を経て改めて見積をもらう形になります。
DIY修理は可能?
洗面台のトラップ管の交換程度なら、個人でもDIYで修理できるでしょう。
トラップU管やパッキン、防臭ゴムなどの部品は、ホームセンターでもインターネット通販でも購入することが可能です。また、使用する工具もスライド式のレンチなど少なく、初心者でも取り組むことが可能です。
排水管つまりを事前に防ぐ予防策
排水管は徐々に劣化したり、腐食したりするものです。
日頃の心掛け次第で、排水管を傷めず、長い間安定して利用することができます。
浴室やキッチンでは「パイプクリーナーで定期的に掃除する」「むやみに油を流さない」といった心掛けが大切になります。
TO CLOSE最後に・・・
私たちの生活にとって、排水の問題は欠かすことのできない要素だといわれています。
人間の生活の中で欠かすことのできないのが水です。
「人間の体の60%は水で出来ている」と言われるように、人間は水なしでは生きていくことができません。
飲料水としての水だけでなく、体を洗ったり、食器を洗ったり、洗濯をしたり、トイレで排泄物を流したり・・・。
生活のいかなる場面でも「水によって支えられている」と言うことができます。
私たちにそういった生活水や飲料水を上水道から供給するとともに、それを衛生的に排泄する排水設備や下水道が完備されていることも、現代人の生活の中でとても重要な要素です。
普段、下水道や排水について意識することは少ないけれど、家や邸宅の排水設備から公共の排水設備へと支障なく流すことができないと大変な問題が起こってくるものです。