キッチン・洗面台などの蛇口の修理費用
業者選びのポイントと割増料金の注意点
突然起こる蛇口の水漏れ!業者を呼ぶときに気を付けたいポイント・費用相場
キッチン水栓や蛇口の修理や交換は素人でも可能です。しかし、水栓の構造をしっかり理解する必要があり、中には経年劣化により水栓自体の交換やリフォームが必要となってきます。不安があれば業者を呼ぶのがベストでしょう。
DO IT YOURSELF蛇口のDIY修理は可能?
台所の蛇口(水栓)の修理は、DIYが可能でしょうか?
「修理業者を呼んだら、高額な費用を請求されるかも?」
「ちょっとの不具合だと思うけれど、業者を呼んだら出張費だけでもけっこうするし・・・」
「水栓の取り付けや交換に興味があるし、やってみたい」
という人にとって、キッチンや台所の水周りの修理、取り付けを自分自身でできるのかという疑問は、興味深いところです。
結論から言うと、キッチンや台所の蛇口や水栓工事のDIYは、業者でなくても、手順ややり方を覚えれば素人でも可能です。
修理に必要な道具は
- モンキーレンチ
- ウォータープライマー
- 六角レンチ
などで、それほどたくさんの工具が必要というわけではありません。
また、水栓の取り付けや交換については、けっこう情報がオープンにされていて、インターネット上でも取り替え方法や修理方法の詳細を閲覧することができます。
特にYouTubeでも水栓の工事映像が紹介されているなど、初心者であってもチャレンジしてみる価値はあるようです。
取り外しに苦労することも
初心者が水道水栓の工事をするときに注意しなければならないポイントとして、新しい自水栓の取り付けばかり意識してしまいがちですが、取り付けよりも旧水栓の取り外しに難儀することが意外と多いといわれています。
ナットで締め付けられたまま10年以上も放置されていた水栓は、部分的に腐食していたり、錆びていたりしていることが多く、スムーズに工具で緩めたり外したりすることが難しくなっていることが多いです。
潤滑油を使う
ナットやハンドルビスなどが固くなっている場合は、潤滑油を使うことで外れやすくなります。
ただし、完全に閉まっているナット・ビスを緩めたい場合は浸透力が強い潤滑油を使わないと変化を感じられません。
家庭向けで人気の高いクレ・CRC5-56シリーズのスタンダートタイプでは浸透力が不足するので注意してください。
当サイトのオススメはワコーズの「ラスペネ」という潤滑油です。
ラスペネを使わない場合でも同等の価格帯(3,000円前後)もしくは同等の性能を誇る潤滑油を使いましょう。
固着したナットやビスに高性能の潤滑油を垂らし、5分以上放置させると緩めやすくなります。
ネジ山を潰さないように注意
蛇口交換のDIYで多く見られるトラブルが、ハンドルビスやナットなどのネジ山を潰してしまうことです。
ドライバーや六角レンチを使う際は垂直に力を加えて、押しながら作業しましょう。
スパナやモンキーレンチを使う際も斜め方向へ力が加わらないよう注意し、なるべくナットと工具の接地面積を多くすることが大切です。固着したビスやナットを緩めるにはコツがあります。工具を使うDIY作業に慣れていない人は、固着していて一筋縄では緩められないと感じた時点で諦めるのも賢明な選択です。
万が一、ネジ山を潰してしまった場合、水道修理業者を呼んでも対処しきれなくなってしまいます。ビスやナットを回せなくなれば特殊工具で破壊をして交換するしかありません。この場合は通常の交換よりも作業料が高くなる恐れがあります。
最初から業者に頼めば1万円もかからないで対処できた所が、工具や潤滑油、部品代に数千円の投資をした末に高額な交換費用を取られて後悔するケースがあるので、蛇口のDIY修理をする際はネジ山を潰さないことを最優先にしながら慎重に作業してください。
パッキン交換は簡単
蛇口のDIY修理は取り外しに苦労するものですが、ナットやハンドルビスを緩めて部品を脱着できる所まで辿りつければ、そこからパッキン交換まで簡単にできます。
多くのタイプは、ハンドルビスもしくはナットを取り外しできれば、あとは手を使ってパッキンの交換ができる構造です。
逆に、新しい水栓に関しては、部品もきれいで比較的スムーズに取り組むことができます。
作業前に止水栓を止める
水栓の修理や交換を自分ではじめようと思っている人に対して、最初に止水栓を締めるというポイントは強調しておきたいです。
止水栓とは、文字通り水栓を止める役割を持っていて、修理や水栓の交換時に水が流れるのを防止します。
これをしないで工事をすすめてしまうと、取り外した本体や配管の接続部から水が溢れてきて、故障やトラブルの原因になります。
部品や工具はホームセンターで
水栓工事に必要な工具やパッキンなどの部品は、ホームセンターで購入することが可能です。
部品や規格が自分の家の水栓と適合するかどうかはよく確認しておきたいものです。
ホームセンターの社員には、水栓工事のノウハウを多く持ったスタッフもいるので、購入前に相談してみると親切に教えてくれることもあります。